保育所などの事故2015件 うち死亡事故5件、窒息目立つ

幼稚園や保育所などで発生した死亡事故と、治療に要する期間が30日以上の負傷や疾病を伴う重篤な事故が、昨年の1年間で2015件に上ったことが6月18日、内閣府の集計で明らかになった。

死亡事故が5件、負傷事故は▽骨折 1660件▽意識不明 14件▽やけど 6件▽その他 330件。死亡事故では窒息が3件と目立ち、内閣府は「場面ごとにリスクがあるということを現場に伝えていきたい」と、引き続き注意喚起を行う方針を示した。

調査対象は認定こども園、幼稚園、認可保育所、認可外保育施設、小規模保育事業、子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)、放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)など。事故時の年齢は▽0歳 12人▽1歳 72人▽2歳 161人▽3歳 216人▽4歳 351人▽5歳 519人▽6歳 255人▽放課後児童クラブなど 429人。

死亡事故5件の死因は窒息が3件、SIDS(乳幼児突然死症候群)と原因不明などがそれぞれ1件。発生時の状況は睡眠中が1件、食事中とその他がそれぞれ2件だった。事故の発生場所は施設内が1815件と全体の9割で、その半数超が施設内の屋外で発生していた。20年度の報告件数は前年より271件多く、内閣府は「事故があった時にきちんと報告していただく報告制度の趣旨が浸透していると受け止めている」と説明した。

内閣府は2016年に、重大事故が発生しやすい場面ごとの注意事項や事故発生時の対応方法のガイドラインを通知し、以降は繰り返し周知を図っている。今年1月には、節分の豆を原因とする事故が発生したことを踏まえ、「豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子供には食べさせない」「ミニトマトやブドウなどの球状の食品は、4等分するなどして、よくかんで食べさせる」といった注意事項を示している。


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