千葉で児童5人死傷事故 文科相「国も寄り添った対応策」

6月28日に千葉県八街市で、下校途中の児童の列にトラックが突っ込んで2人が死亡、3人が重傷を負う事故があり、萩生田光一文科相は29日の閣議後会見で、「運転手からアルコールが検出されたということで、事実なら怒りを禁じ得ない。通学路としての危険性について自治体がしっかり考えるなら、国も寄り添って対応策に取り組みたい」などと述べ、文科省としても自治体の通学路の安全対策を支援したいとの考えを示した。

千葉県で児童5人が死傷した事故について会見で述べる萩生田文科相

八街市教委などによると、28日午後3時半ごろ、下校途中の朝陽小学校に通う児童たちの列に大型トラックが突っ込み、児童5人がはねられ、男の子2人が死亡、1人が重体、2人が重傷を負った。この事故で逮捕されたトラックの運転手からは基準を超えるアルコールが検出され、警察が事故の詳しい原因を調べている。

同市教委によると、現場は学校から1キロ余り離れた、道幅7メートルほどの片側1車線の道路。同校では防犯上の観点から、同じ方角の子供たちが一緒に下校していたという。同校では今回の現場とは別の方向の通学路でも5年前、登校中の児童4人が車にはねられてけがを負う事故があり、今回の現場も含めて通学路にはスクールゾーンであることを表示するなどして、ドライバーに注意を促していた。同校は29日を臨時休校にして、児童のケアや保護者などへの対応について協議している。

この事故について萩生田文科相は会見で、「2人の児童が亡くなられたことに心よりお悔やみを申し上げるとともに、けがをされた児童には1日も早い回復をお祈り申し上げたい。千葉県教委からの報告によると、トラックの運転手からはアルコールが検出されたといい、事実であるとすれば怒りを禁じ得ない」と述べた。

また通学路を巡る安全対策について、「学校と警察、道路管理者などが合同で小学校の通学路の危険箇所を点検する体制を構築し、継続的に対策を行うよう求めている。事故の詳細な調査結果も踏まえて、関係省庁と連携しながら、通学中の交通事故をなくすためのさらなる取り組みを検討していきたい」と説明。

さらに「仮に今後、自治体で通学路としての危険性についてしっかり考えていくならば、国も寄り添って対応策はしっかりやっていきたい」と述べ、自治体が進める安全対策を支援したいとの考えを示した。


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