内閣官房、GIGAスクールでアンケート 児童生徒向けも

今年9月のデジタル庁の発足に向けて準備している内閣官房IT総合戦略室は7月1日、GIGAスクール構想など教育のデジタル化に関するウェブアンケートを公開した。対象者は、初等中等教育段階の学校に勤務する教職員、教育関連の民間事業者、保護者、児童生徒などで、回答期間は7月31日まで。端末やネットワーク環境、デジタル教材や教育方法、デジタル人材などの課題を把握し、今後の政策の検討・改善に活用する。

GIGAスクールに関するウェブアンケートについて説明する平井デジタル改革相(政府インターネットテレビより)

同アンケートには教育関係者向けと、児童生徒向けの回答フォームがある。教育関係者向けアンケートでは①学習者について感じる課題(例:操作など基本的な使い方が分からない、情報モラルが不足しているなど)、②教職員について感じる課題(例:教職員向けのICT環境が整備されていない、リテラシーの高い教員に業務負担が偏るなど)、学校その他の関係機関について感じる課題(例:学校全体の教育方針がデジタル化を推進していない、端末の持ち帰りについて抑制的に対応しているなど)を尋ねる。

児童生徒向けの回答フォームでは端末利用時の困りごとや、活用を促進するために大切だと思うことを尋ねる。平井卓也デジタル改革相は7月2日の記者会見で「われわれはスチューデント・ファーストということで、このGIGAスクールを考えている。一番の当事者である、児童生徒の生の声を届けてもらうことを期待している」と述べた。

回答は8月中をめどに、組織や個人を特定できるものなどを除き、デジタル庁(準備中)のウェブサイトで公開する。収集した回答は文科省など関係省庁間で検討を行い、改善策とともに公表するとしている。文科省側も「調査結果は、IT総合戦略室と連携して活用につなげる」としている。

GIGAスクール端末の活用に関する実態調査としては、文科省も5月に「GIGAスクール構想に基づく1人1台端末の円滑な利活用に関する調査協力者会議」を設置し、今秋に学校現場での利活用状況調査を実施する方針。その上で、今年度の早い段階で「円滑な利活用の促進に向けた考え方」を整理・公表する。

内閣官房IT総合戦略室のアンケートは、教育関係者向けがこちら、小中高校生向けがこちらから回答できる。


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