「教員の負担にならない通学路の点検方策検討」 文科相

千葉県八街市で下校途中の児童5人が死傷した事故を受けて、萩生田光一文科相は7月2日の閣議後会見で通学路の安全対策について、「児童生徒の安全確保のための効果的・効率的な点検の方策を検討したい。その際、例えばスクールガードや外部人材の力を借りるなど、教員の必要以上の負担とならない点検の方策もしっかり検討したい」と述べ、教員の負担増にならない形で通学路の安全対策を進めたいとの考えを示した。

通学路の安全点検について述べる萩生田文科相

6月28日に八街市で下校中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故を巡っては、政府が交通安全対策に関する関係閣僚会議を開き、菅義偉首相が通学路の総点検を速やかに実行するよう、萩生田文科相らに指示している。

これに関連して萩生田文科相は会見で、「通学路の点検については、各自治体で教育委員会、学校、道路管理者、警察による合同点検を実施し、継続的に危険箇所を点検して対策を進めていただいている。想定外のことも起きるが、学校現場のみに再点検せよというのはやや無理があり、道路管理者や警察などと集まってきちんと対応していただくことが大事だ」と述べ、学校だけでなく関係機関で連携して安全対策を見直すべきとの考えを示した。

その上で、「効果的・効率的な点検の実施方策や、それを踏まえた学校の実効的な安全対策を検討したい。その際、例えばスクールガードや外部人材の力を借りるなど、教員の必要以上の負担とならない点検の方策もしっかり検討したい」と述べ、教員の負担を増やさない形で安全対策を進めたいとした。

通学路の安全対策を巡っては、2012年4月に京都府亀岡市で登校中の児童の列に車が突っ込み、10人が死傷した事故を受けて、文科省が全国に緊急合同点検の実施を通知し、翌13年に国交省と警察庁と3者で安全確保に向けた推進策をまとめた。これを受けて全国の自治体で通学路の交通安全プログラムの作成が進み、危険箇所を指定して対策を進めている。

八街市も通学路の交通安全プログラムを作成して安全対策を進めているが、今回の事故現場は危険箇所には指定されていなかったという。


ニュースをもっと読む >