大雨で熱海市の16校が休校 市教委「心のケアを最優先」

7月1日からの静岡県などを中心とする大雨と、それに伴い3日に熱海市で発生した土石流の被害を受け、5日午後1時時点では、熱海市の公立学校16校が全て休校となっている。また神奈川県の公立小1校で雨漏りなどの物的被害があったほか、熱海市の公立小中学校計4校が避難所となっている。

休校になったのは熱海市の幼稚園4校、小学校7校、中学校4校、高校1校。文科省は土石流が発生した7月3日の午後5時、静岡県の教育委員会に対し、児童生徒の安全確保と文教施設の物的被害状況の把握、二次災害の防止を要請。同日夕方からは情報収集のため、静岡県庁などに防災科学技術研究所の職員を派遣した。

熱海市教委の担当者は教育新聞の取材に対し、「児童生徒の心のケアを最優先すべき」との見解を示した。同市教委は、市内の小中学校に児童生徒の心のケアに努めるよう指示し、各校の教員が児童生徒の被害状況や、精神面の影響を把握するための電話確認を進めているという。またスクールカウンセラーの配置も含め、早急に対応するとしている。

休校が長引く可能性のある学校では、GIGAスクール構想で整備された端末を活用したオンライン授業も想定していると説明。しかし土砂災害の影響で、電波状況の支障が報告されており、まずは被害の全容を把握することが先決だとした。

熱海市教委の担当者は「いまは第一に人命救助と、子どもたちの心のケアを優先する段階。被害状況を速やかに確認し、さまざまな方向性を踏まえ、児童生徒の学びを止めない策を講じたい」と強調した。

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