教職員確保や高校の修業年限柔軟化など要望 全国知事会

全国知事会の文教・スポーツ常任委員長を務める浜田恵造香川県知事は7月13日、萩生田光一文科相とオンラインで面会し、来年度の国の施策・予算編成に向けて、地方が求める教職員定数の安定的な確保や財源確保などを要望した。また、夜間中学の設置を促進するための支援策の充実や、高校の修業年限の柔軟化を含めた高校教育の在り方についても提言し、対応を求めた。

オンラインで行われた全国知事会から萩生田文科相への要望

浜田知事は要望の中で、現在の教育現場ではさまざまな課題が複雑化、困難化しているとして、地方が必要とする教職員定数の安定的な確保と、加配定数の一層の拡充や必要な財源確保を求めた。さらに働き方改革の推進に向けて、スクールカウンセラーや部活動指導員といった専門スタッフのさらなる配置も必要だと強調した。

また、国が全都道府県への夜間中学設置を目指す中、設置促進に向けた提言として、多様な生徒にきめ細かく対応するための教職員定数の拡充や、地域によって外国人の割合が高まっていることを踏まえた日本語教育支援員の配置への財政支援を求めた。

さらに「これからの高校教育のあり方に関する提言」では、生徒の学習状況によって適切な修業年限が保障されるよう、学校教育法を改正して高校の修業年限を全ての課程で「3年以上」とすることや、今後、高校でも1人1台端末の整備を進めるため、18歳以下の子供がいる世帯の通信費の値下げを国として通信事業者に要請することなどを求めている。

浜田知事は面会の中で「知事会としても全国の教育委員会や学校関係者と一丸となって、子供たちに必要な教育機会の確保に全力で取り組みたいと考えている。一層の支援をお願いしたい」と文科相に要望した。これに対して萩生田文科相は「要望書をいただいたのでしっかり受け止めたい」と応じたが、高校の修業年限の柔軟化については、「専門家の方から、いろいろな意見をいただいている」などと答えるにとどまったという。

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