文科相が小学生にオンライン授業 山梨と霞が関つなぐ

小学校6年生社会科の一環として文科省が公開した動画教材「国会ってどんなところ?」を題材に、萩生田光一文科相が小学生の質問にオンラインで答える特別授業が7月15日、開かれた。参加したのは山梨大学教育学部附属小学校(宮崎淳一校長、児童613人)の6年生96人。児童らは事前に動画教材を見て国会について学び、グループごとに考えた質問を萩生田文科相に投げ掛けた。

文科省内の会議室から児童らにあいさつする萩生田文科相(右)

当日は文科省内の会議室と同小の体育館をウェブ会議システムでつなぎ、授業が行われた。児童らは1人1台のiPadを使い、事前に学んだことをもとに「文科省に聞きたい質問」を準備していたが、萩生田文科相の登場はサプライズ。児童からは「大臣に聞けることなんてめったにない」と驚きの声が上がった。

最初のグループは「国会で話し合ったことの中で、私たちの通っている学校関連のことで決められたことは、どのように変わっていったのか」と質問した。萩生田文科相は「難しい質問をいきなりありがとう」と応じ、公立小での35人学級の実現やGIGAスクール構想での1人1台の端末整備について説明。「今日こうして文科省と皆さんの附属小学校をつないで授業ができるというのも、ICTを使った新しい教育の第一歩だ」と話した。

また「今は新型コロナだが、3密を避けて本会議場で話し合いをしているか」との質問には、「本会議場は3密を全然避けていないので、すごく人が密集している」と率直に回答。「最後に投票する時は、全員が議場に入らなければいけないという法律になっている」と背景を説明した。

児童からは他にも審議にかかる時間や文科省の仕事について質問が上がったほか、「僕たちにどんな人になってほしいと思うか」という質問も。萩生田文科相は「将来は一人一人が、国のために役に立つ人になってほしいが、まずは山梨県に恩返しができるような大人になるのはどうだろうか」と語り掛けた。

授業後、児童代表が「今日教えていただいたことは、今まで私たちが習ってきた政治のことと関連付け、新しい発見につなげていきたい」とあいさつ。萩生田文科相は「初めての試みだが、文科省と附属小をつないで、こうしてオンラインで授業をすることができた。これがGIGAスクールの醍醐味(だいごみ)だ」と応じた。

また「コロナ禍で我慢しなくてはならないことがたくさんあると思うが、失ったことを数えるのではなく、コロナで気付いたことをぜひ、考えてみてほしい」と呼び掛けた。

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