中3・高校生177人にヤングケアラーの可能性 奈良県

奈良県教委は7月14日、県内の公立中学3年生と公立高校生を対象に実施した、ヤングケアラーに関する実態調査の結果を公表した。このうち、週3日以上、平日1日当たり3時間以上、家事や家族の世話をしていると回答した生徒が、中3で76人、高校生で101人いた。さらにこの生徒らが心身に「きつさ」を感じたり、学校の出席状況に悪影響があったりなど、負担を抱えている実態も明らかになった。

調査結果によると、家事や家族の世話を日常的に行っていると回答した生徒は、中3で14.4%、高校生で13.4%だった。このうち週3日以上と回答したのは、中3で9.7%、高校生で9.0%を占めた。

週3日以上と回答した生徒にその内容を尋ねたところ、食事の準備や掃除、洗濯など「家事全般」との回答が中3、高校生共に最多だった。次いで、「買い物や散歩など外出の付き添い」「きょうだいの世話」などがあがった。

続いて平日1日当たりに費やす時間について尋ねたところ、「3時間以上7時間未満」と回答した中3が7.4%、高校生が5.7%。「7時間以上」との回答も中3で1.2%、高校生で1.6%あった。

家事や家族の世話をしていることについて、心身に何らかの「きつさ」を抱えていると回答したのは、中3で26.3%、高校生で27.4%に上った。

さらに、学校の出席状況について「良く欠席する」との回答は、中3で14.3%、高校生で8.5%。遅刻や早退について「よくする」との回答は、中3で4.3%、高校生で2.1%だった。

同調査は6月16~30日、Google Workspace for Educationを活用してオンラインで実施。公立中の3年生と公立高校の全生徒が対象で、中3の86.8%、高校生の67.2%が回答した。

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