GIGA端末持ち帰り環境整備など要望 自民文科部会

自民党文科部会(赤池誠章部会長)は7月27日、会合を開き、文科省から来年度予算の概算要求に向けた検討状況について説明を受けた。これに対して各委員からは、わいせつ行為による処分で免許を失効した者に関するデータベースづくりの予算化をしっかり進めることや、GIGAスクール構想による1人1台端末の推進に向けて持ち帰りができる環境整備、さらに来年が学制発布150年にあたることから、民間とも連携してさまざまな事業を展開することなどを求める声が上がった。

自民党文科部会であいさつする赤池部会長

赤池部会長によると、同日の会合では文科省から教育やスポーツ、文化芸術、科学技術とそれぞれの分野ごとに、概算要求の検討状況について説明が行われた。現時点で具体的な予算額は示されていないが、教育関係ではGIGAスクール構想の一層の推進などを図る方針が示されたという。

これを受けて各委員から具体的な予算化に向けた要望や意見が相次いだ。教育関係では、今年5月の「わいせつ教員防止法」の成立を受けて、文科省が性暴力等による処分で免許を失効した者に関するデータベースの整備を検討していることについて、委員からしっかり予算化するよう求める声があったという。

また、GIGAスクール構想に関しては、1人1台端末の活用のため、特に家庭に持ち帰ることができる環境整備に向けて、家庭のWiFi環境を含めて支援を求めたのに加え、アプリの積極的な活用やデジタル教科書・デジタル教材を推進して児童生徒が発展的な学習ができるよう求める要望があった。

さらに来年9月4日が「学制発布150年」という、教育の節目にあたることから、文科省側から150年記念事業を実施したいとの方針も示された。これに対して委員からは、学制150年に続いて創設150年を迎える学校などもあるので、民間などとも連携したさまざまな事業も展開すべきだという要望もあったという。

自民党文科部会は概算要求に向けた会合を8月下旬に開く予定で、さらに具体的な予算額も含めた要望を行うことにしている。

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