東京都、教職員のワクチン接種加速 2学期開始前に完了へ

新型コロナウイルスの感染者が再び急増する中、東京都教委は7月27日、第12回定例会で教職員向けのワクチン接種を加速させる方針を示した。今月下旬から大規模接種会場を順次開設しており、そこで教職員への接種を優先的に進めることで、2学期開始前までに2回の接種を完了することを目指す。対象者は都内公立学校の園児・児童生徒と接する機会があり、初めてワクチン接種を受ける教職員。

教職員へのワクチン接種について報告された都教委定例会

都では6月末、特別支援学校の教職員へのワクチン接種を開始。7月上旬からは都立高校、区市町村立学校の教職員の一部へと対象を拡大した。これまで接種会場は新宿区の都庁内に設けられた1会場のみだったが、7月下旬以降、立川市などを中心に新設されている6会場で教職員を優先的に受け入れる。

対象は正規任用だけでなく、臨時的任用教員、会計年度任用教員、時間講師、指導主事、巡回指導員、委託事業者なども含む。早期に接種を進めるため、教育庁が作成する名簿により管理するとしており、区市町村が発行する接種券がなくても接種を受けられるが、後日に提出が必要。

27日の都教委定例会では、委員から「こうした形で教職員のワクチン接種の機会が増えていくのはとても大事だが、ワクチンに関してはいろいろな考え方、体質の人がいる。押し付けにならないよう、本人の意思に基づくことを周知徹底してほしい」という意見や、「教職員の何割が接種を完了したかという情報を、接種した場所にかかわらず把握できる体制が必要だ」という指摘があった。

対象となる教職員を優先的に受け入れる接種会場は▽都庁南展望室ワクチン接種センター▽東京都立川地域防災センターワクチン接種会場▽東京都多摩総合医療センターワクチン接種会場▽東京都立川北ワクチン接種センター▽東京都教職員互助会三楽病院ワクチン接種会場▽東京都行幸地下ワクチン接種センター▽東京都・調布市グリーンホールワクチン接種会場――の7会場。

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