コロナ禍で生徒が進路情報を得る機会が不足 高校対象に調査

 全国の高校693校から回答を集めた「Withコロナ時代の進路指導」についての調査結果が7月29日、発表された。生徒が進路情報を得る機会について「不足している」または「やや不足している」と回答した学校は、合わせて50.9%と半数を占めた。調査を実施したのは、高校生の進学・就職支援のライセンスアカデミー。

 調査結果によると、三者面談などで保護者から寄せられる悩みや困りごとで最も多かったのは(複数回答)、「希望進路が決まっていない」で64.6%に上った。次いで、「親子間の意見の不一致」(44.7%)、「学費」(39.5%)、「進路・将来について考えていない」(38.2%)――など。

 さらに、生徒の進路選択の傾向についても質問。進学の傾向で最多だったのは(複数回答)、「地元進学の希望者が増えた」(45.2%)。「奨学金を申請する生徒が増えた」(43.0%)、「将来の職業選択を理由に志望する学部・学科・コースを変更した」(27.4%)、「家計状況を理由に志望する学部・学科・コースを変更した」(21.9%)と続いた。

 就職の傾向で最多だったのは(複数回答)、「地元就職の希望者が増えた」(51.0%)。次いで、「企業の求人状況を理由に志望する業界・職種を変更した」(26.4%)、「就職から進学に希望を変えた」(16.2%)、「家計状況を理由に志望する業界・職種を変更した」(11.6%)――など。

 また生徒が進学情報を得る手段として、特に重要だと考える上位5つ選択してもらった。回答が特に多かったのは「オープンキャンパス(対面)」(88.2%)、「校内の進路行事(対面)」(67.3%)で、対面の機会を重要視する教員が多い傾向が垣間見えた。

 一方、就職情報を得る手段で特に重要視されていたのは(上位5つ選択)、「企業訪問・見学会」(74.5%)と「求人票」(73.7%)だった。

 同調査は7月8~16日にFAXで実施し、全国の高校693校(国立3校、公立476校、私立214校)の進路指導部から回答を集めた。

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