大学拠点接種、今秋留学予定の高校生にも 対象年齢変更で

 これまで18歳以上を対象としていた武田/モデルナ社の新型コロナワクチンで、対象年齢が12歳以上に引き下げられたことを受け、文科省は8月3日、同社のワクチンを使用する大学拠点接種で、18歳未満の高校生などの留学予定者を接種対象に含めると発表した。留学先からワクチン接種を求められた場合、文科省が指定する大学で接種を受け、留学先に提出する接種記録保有証明を発行することができる。

大学拠点接種で18歳未満の高校生などを受け入れる方針を示した萩生田文科相

 接種対象となるのは(1)渡航先でワクチン接種が必須、または強く求められている(2)「海外の学校の卒業」もしくは「日本の学校の留学が必須の課程の卒業」のため、または9カ月以上の期間、海外の学校に渡航する必要がある(3)今年10月末までに渡航する必要がある(4)基本的には他の代替手段がない(5)申請時点で12歳以上である――の全ての条件を満たす場合。

 接種を希望する場合は、渡航先でワクチン接種が必要なことを示す書類など、指定の書類を文科省宛てにメールで送付する。同省が接種会場を割り振るため、その連絡を待って留学予定者本人が、接種会場の指定する方法で予約する。接種を受けたら、接種会場で発行された「接種記録書」を同省に送付し、接種記録保有証明の発行を申請する。

 同省によれば、3日時点で確定している接種会場は▽北海道大学▽東北大学▽国際医療福祉大学(栃木県、千葉県、福岡県)▽東邦大学▽日本大学▽東京大学▽京都大学▽大阪産業大学▽鹿児島大学▽名古屋大学。その他、秋田大学で予約受付を調整中としている。

 ただ、モデルナ社ワクチンの供給に遅れが生じていることから、萩生田光一文科相は3日の閣議後会見で「すでにワクチン接種を開始している接種会場については、影響なく供給できると聞いている。新たにワクチン摂取を開始する予定の会場については、多少遅れが生じる可能性が否定できないが、職域接種を受ける必要なワクチンの総量は確保されている」と説明した。

 詳細は文科省のウェブサイトで確認できる。

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