小学生がゲーム開発に挑戦 官民共同でプログラミング教育

 子どもたちの夏休みに合わせ、スマートフォンなどのゲームを開発するCygames(サイゲームス)が、千葉県松戸市や民間プログラミングスクールを運営するCA Tech Kids(シーエーテックキッズ)と共同で実施している、小学4~6年生向けのプログラミング教室の最終日が8月17日、オンラインで開催された。同教室には昨年の3倍近い申し込みがあったといい、プログラミング教育への関心の高さがうかがえた。参加した子どもたちは全4日間のプログラムを通じて、実際のゲームに使われたイラストやサウンド素材を利用したオリジナルゲームを完成させた。

 松戸市と両社は2018年5月から、同市内在住の小学生向けにプログラミング体験教室を開始。19年8月からは、土日にCygamesのスタッフが松戸文化ホールに常駐して、プログラミングが学べるフリースペースなども展開している。

4日間のプログラムを通じて子どもたちがつくったオリジナルゲーム(Zoomで取材)

 夏休み期間中の7月と8月に2つの日程で行われたこのワークショップは、新型コロナウイルス感染防止対策のため、昨年に引き続きオンラインで実施。Cygamesによると、今年は443人の申し込みがあり、抽選によって120人に絞り込んだという。参加者の子どもたちには、変数の入力や命令などのブロックを組み合わせてコーディングするビジュアル型プログラミング言語「Scratch」(スクラッチ)と、ビデオ会議システムアプリがインストールされたパソコンが貸し出された。

 子どもたちは4日間にわたり各日2時間のプログラムを受ける中で、「繰り返し」や「条件分岐」などのプログラミングの基礎から学び始め、最終的には「座標」や「変数」などの考え方も駆使して、スタッフの助言も得ながらオリジナルゲームの開発に打ち込んだ。

 8月に行われたプログラムの最終日に当たる8月17日には、完成したゲームの発表の場も設けられ、子どもたちはキャラクターを動かしながら制限時間内に敵を避けて迷路をクリアするなど、工夫を凝らしたゲームを紹介しながら、こだわったポイントを簡潔に伝えるプレゼンテーションも考えた。

 参加した子どもたちは「もともとゲームが好きでプログラミングに興味があり、参加した。学校でも習っていないことを知ることができて、楽しかった。これからもプログラミングをやってみたい」などと感想を話していた。

関連記事