社会教育士をPR タレントの村井美樹さんが応援大使に

 魅力ある地域づくりなどの中核を担う人材として昨年度に制度化された「社会教育士」への関心を高めようと、文科省は8月19日、女優でタレントの村井美樹さんを「社会教育士応援大使」に任命した。今後、広報番組やイベントなどを通して社会教育士の魅力を伝える活動に取り組んでもらう。任期は2023年3月まで。萩生田光一文科相から任命証を受け取った村井さんは「大きな災害が続く中、人と人のつながりの土壌を作る社会教育は日本のライフラインになると考えている。私自身も学び直しながら社会教育の大切さを発信したい」と抱負を語った。

社会教育士応援大使に任命された村井美樹さん

 村井さんは京都府出身。テレビ番組の司会、ナレーションや、クイズ番組などで漢字に強い知性派タレントとして活躍している。村井さん自身、社会教育主事の養成課程の修了者で、学芸員資格を有していることなどから応援大使として白羽の矢が立ったという。

 任命式では、萩生田文科相が「お力を借りて、より効果的かつ強力に、社会教育士の役割の大切さを国民にアピールしていただきたい」と要請。

 任命証を手にした村井さんは「20年ほど前に社会教育を学んだが、大きな災害が相次ぐ中、より切実に社会教育が求められていると感じている。社会教育は日本のライフラインとなり、その根幹を支えるのが社会教育士だと考えている。ただ、一般にはまだ耳慣れないと思うので、例えば地方での試みを取材して動画で配信するなど、社会教育を身近に感じていただけるような機会をつくりたい」と意欲を語った。

 社会教育士は、2018年2月に公布された「社会教育主事講習等規定の一部を改正する省令」によって制度化された称号。昨年度以降に社会教育主事になるための講習や養成課程を修了した人に与えられる。人口減少が進む中、講習などで身に付けた能力を、地域の防災や福祉など幅広い分野に役立てることが期待されている。現在までに、全国で1000人程度の社会教育士が誕生しているという。

関連記事