【デルタ株危機】夏休み明けに分散登校 一部都県で実施へ

 新型コロナウイルスの感染者増加に伴う緊急事態宣言の延長や対象地域の拡大により、8月18日時点で、東京都や神奈川県、群馬県、沖縄県などでは夏休み明けに分散登校や短縮授業が行われる。その他に対象となっている府県についても、他県への移動や文化祭など、多くの人が来校する学校行事、部活動の制限などを行う。

 緊急事態宣言が9月12日まで延長された東京都では、8月18日に教育委員会の臨時会が開かれ、夏休み明けの都立学校の対応について報告された。原則として、これまでの緊急事態宣言下での対応を継続し、朝の公共交通機関の混雑時間帯を避けた時差通学やオンラインを併用した分散登校を行い、感染リスクの高い教育活動は中止する。

 神奈川県では、県立高校などで時差通学を実施。全日制課程は40分×6コマ、定時制課程は40分×4コマの短縮授業とし、部活動も含めて午後5時には生徒が下校しているようにする。今後も感染拡大が続き、最大限の人流抑制が要請されるような場合は、全日制課程でオンラインを併用した分散登校も行う可能性があるとしている。修学旅行や県境を越える校外活動は延期または中止とし、文化祭や体育祭を実施する場合は、生徒と保護者に来場者を限定するなどの工夫を求めている。

 臨時休校の影響で夏休みが短縮された沖縄県では、2学期が始まる8月23日から31日までの間、県立学校は原則として分散登校とする。進路決定の時期を迎えている最終学年は原則として通常登校とし、それ以外の学年は時差通学なども組み合わせつつ、5割減をめどに分散登校を行い、登校しない日はオンラインによる学習支援を行う。特別支援学校については、障害種別や規模、児童生徒の実情に応じて、学校ごとに判断するとした。

 この他に、新たに緊急事態宣言の対象となった茨城県は8月31日まで部活動を全面禁止とし、課外活動を含む授業はオンラインで対応する。さらに群馬県も9月12日まで県立学校で分散登校を実施(8月18日付電子版既報)したり、兵庫県などでは県境を越える宿泊行事や学校行事、部活動を制限したりする方針を出している。

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