パラリンピック観戦の引率教員など6人感染 千葉市の中学校

 千葉市教委は8月29日、同市立中学校で、パラリンピックの観戦で生徒を引率していた2人を含む教員6人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。体調不良を訴える生徒は今のところいないという。同市教委はこの2人と同じバスで移動した生徒と、感染した教員らと接触のあった教職員と生徒計約130人にPCR検査を行う。また、こうした事態を踏まえ、千葉県は31日以降の学校連携観戦を取りやめることを決めた。

 同市教委によると、感染が判明したのは30代から50代の教員6人。今月23日から28日までの間に体調不良を訴え、PCR検査の結果、陽性と判明した。このうち40代と50代の2人は今月25日、学校連携観戦で生徒を引率して、幕張メッセでゴールボールを観戦したという。観戦に参加した生徒は1年生55人で、このうち18人が感染した教員と同じバスで移動していた。2人の教員は観戦後の27日と28日に発症した。

 今のところパラリンピックを観戦した生徒から体調不良の訴えはなく、全員がマスクを着用して適度に距離を取っていたため、濃厚接触者には当たらないとされているが、18人に対してはPCR検査を行うことにしている。

 また、これとは別に同校では20日に教職員会議が行われたほか、23日から26日にかけて感染が判明した教員の一部が、計約100人の生徒と夏休み中の面談を行っていたといい、教職員約30人と生徒約100人に対してもPCR検査を行う。同校は30日から新学期が始まる予定だったが、9月3日まで休校することを決めた。

 こうした事態を踏まえて千葉県の熊谷俊人知事は30日、神谷俊一千葉市長と協議し、保護者の不安が高まっていることを考慮して、31日以降の学校連携観戦によるパラリンピック観戦を取りやめると発表した。

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