グローバル・ティーチャー賞 トップ50に岡山の英語教育者

 教育界のノーベル賞といわれ、世界各地で活躍する教員を表彰する「グローバル・ティーチャー賞2021」のトップ50に、岡山市の認可外保育所「アースエイトユニバーサルスクール」の英語統括責任者である澤茉莉(さわ・まり)さんが選出されたことが、9月10日までに分かった。今年は世界121カ国から8000人以上のエントリーがあり、「教育界を変えていくエネルギーのある教育者」50人が選ばれた。

「グローバル・ティーチャー賞2021」のトップ50に選出された、アースエイトユニバーサルスクールの英語統括責任者・澤さん

 澤さんは2013年に米国ハーディング大学の幼児教育学部を卒業。14年にアースエイト保育園(現・アースエイトユニバーサルスクール)の英語統括責任者・カリキュラムデザイナーに就任した。17年には小学生向けの英語リテラシープログラム「Pioneers English」を開設。20年9月にハーバード大学教育学大学院に入学、人間発達・心理学を研究しており、22年に修了を見込んでいる。

 澤さんはトップ50への選出を受けて、「ハーバード大学教育学大学院の理念はLearn to Change the World(世界を変えるために学ぶ)。教育界で著名人を多く輩出しているハーバードだが、私の役割は『草の根活動=(イコール)現場改善』だと考え、アースエイト(ユニバーサルスクール)で日々、実践を続けている」とコメントを寄せた。

 日本の教育の現状については「現場の先生の意向や、子どもたちの学びの様子が置き去りにされたまま、教育のポリシーが時代の流れとともに変わっている」と指摘。

 その上で自身の研究について「西洋の研究を中心に英語教育、発達心理学が日本に取り入れられている中で、現代の日本人に本当に必要な教育は何なのか、ということを研究している」と述べ、「おのおのの地域・文化に合った教育を見つめ、日本の子どもたち、そして家族にとって、将来が楽しみになるよう教育を変えていく」と抱負を語った。

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