国体中止受け出場資格証明書 中高生の入試での活用求める

 新型コロナウイルスの感染拡大によって中止が決まった「第76回国民体育大会(三重とこわか国体)」について、室伏広治スポーツ庁長官は9月10日に開いた記者会見で、参加予定だった選手に、出場資格を得ていた証明書を発行すると発表した。特に国体の成績などを基にスポーツ推薦で進学を検討していた中学生や高校生に配慮した措置で、9月下旬までに各選手に送付する。

国体の出場資格証明書の発行を発表する室伏長官

 出場資格証明書は長官名で発行し、合わせてスポーツ庁から教育委員会や大学などに対して、入試などでこの証明書を評価に用いることが可能であることも通知する。

 会見で室伏長官は「特に進路が関係する中高生が(国体中止で)不利益を被らないよう、証明書を長官名で出し、今後の進路などに活用していただけるようにしたい」と、入試での活用を呼び掛けた。

 新型コロナウイルスの感染拡大による国体の中止は、昨年から2年連続となるが、スポーツ庁として出場資格証明書を発行するのは今回が初めて。

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