教員や親が就きたい職業を否定 47%の高校生が経験

 全国の高校2・3年生1000人を対象にした、就職意識についてのアンケート調査の結果がこのほど発表され、47.0%の高校生が将来就きたい職業について、教員や保護者から否定された経験があることが分かった。そのうち30.5%が、教員や保護者の否定的な見解に影響され、何らかの進路変更をしたと回答した。調査したのは、専門学校などを運営するバンタン。

 調査結果によると、自分の好きなことや得意なことを仕事にしたいか尋ねたところ、「とてもそう思う」または「まあまあ思う」と回答した高校生は90.4%に上った。

 将来就きたい仕事について、教員や保護者から否定的な言葉を掛けられたと回答した高校生に、その内容を尋ねたところ(複数回答)、「安定した職業に就いてほしい」が42.0%で最多。次いで、「希望の職に就けないのではないか」(29.4%)、「大学に行ってほしい」(22.4%)、「もっと給料のよい職に就いてほしい」(21.1%)、「長く続けられないと思う」(19.1%)――などだった。

 否定的な言葉を掛けられたタイミングについては(複数回答)、「将来の夢を打ち明けたとき」(42.6%)、「進路相談のとき」(32.7%)、「テストや成績が返ってきたとき」(25.5%)などが多かった。

 さらに、否定的なことを言われて将来の夢を変えたか尋ねたところ、69.5%が「変えていない」と回答。一方で「少し変更した」は22.6%、「変更した」は7.9%だった。

 進路変更した高校生の43.0%が、変更したことを「後悔すると思う」または「たぶん後悔すると思う」と答えた。

 また、新型コロナウイルス感染症の影響で、就きたい職業の志望度が変わったか尋ねたところ、61.9%が「変わらない」と回答し最も多かった。「やや高まった」または「高まった」は28.7%、「やや低くなった」または「低くなった」は9.4%だった。

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