小中学生の学校での感染割合 9月に入り増加

 子どもへの新型コロナウイルスの感染状況について、夏休みが終わって学校が始まった9月に入ってから、小中学生の学校での感染割合が増加していると、9月16日に開かれた新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードで厚労省がデータを提示した。同省は学校でのクラスター発生に懸念を示している。

 保健所などからの感染者の情報を電子的に集約する、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)のデータから、8月と9月1~13日における3~18歳の子どもの感染者の感染場所を分析した。HER-SYSデータ上で、感染場所が特定可能な子どもの割合は15%程度で、全体を示しているわけではない。

 その結果、子どもの感染者で感染場所が学校などだった割合は、8月では▽3~5歳 11.2%▽6~12歳 6.6%▽13~15歳 13.9%▽16~18歳 23.9%――だったが、9月1~13日では▽3~5歳 10.0%▽6~12歳 10.9%▽13~15歳 16.8%▽16~18歳 21.4%――となり、年齢階級が上がるほど学校などでの感染割合が増加。6~15歳では、学校などでの感染が9月になってから増加していた(=表)。

8月と9月1~13日の子どもの感染割合(感染場所が学校など)

 また、同一の場所で2人以上の陽性者が出た報道を分析すると、小学校で2人以上の陽性者が出た件数が9月6~12日で増加しており、厚労省は、2学期が始まってから学校などでクラスターの発生が懸念される状況にあると指摘している。

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