岸田新内閣が発足、新文科相に末松氏 萩生田氏は経産相に

 第205回臨時国会が10月4日、召集され、衆参両院の本会議での指名選挙で、自民党の岸田文雄総裁が第100代首相に指名された。岸田新首相は同日、新内閣を発足させ、文科相には参院議員の末松信介氏、少子化対策相に野田聖子氏、厚労相に後藤茂之氏、デジタル相に牧島かれん氏がそれぞれ就任したほか、萩生田光一前文科相が経産相に就任した。

第100代首相に指名された自民党の岸田総裁(首相官邸ウェブサイトより)

 新たに文科相に就任する末松氏は、1955年、神戸市生まれ。関西学院大法学部を卒業後、全日本空輸に入社した。83年、27歳で兵庫県議会議員となり、2004年には参院議員に初当選した。これまで自民党幹事長代理、国交副大臣・内閣府副大臣・復興副大臣、参院議院運営委員長などを歴任し、現在は参院国会対策委員長を務める。

 萩生田前文科相は4日の閣議後会見で「後任になられる末松さんは、参議院で大変重要な仕事をされてきた。特に議院運営関係や国会対策関係など、議会回しなどに汗を流されてきた仲間だ」と語った。

新たに文科相に就任する末松氏(末松信介事務所提供)

 続けて「文科部会で役職に就くなどの経歴はないが3日、末松さんから電話をいただいて『いろいろ引き継ぎをしっかりお願いしますね』とおっしゃっていただいた。本当だったら私から『おめでとうございます』と言うべきところを、向こうから連絡をくれる、そういう謙虚な方」と、末松新文科相とのやり取りを明かした。

 その上で「おかしな知ったかぶりをしないで、今までの路線をしっかり噛み締めて、やっていただけるのではないかと期待しているし、そういうことにつないでいけるように、今までの取り組みについては、時間をかけてバトンタッチをしていきたい」と期待を込めた。

 また4日、菅義偉内閣の総辞職にあたって、菅前首相は談話を発表。「少子化対策は待ったなしの課題であり、不妊治療の保険適用に道筋を付け、男性の育児休業の促進や、40年ぶりの35人学級も実現することができた」「この1年間で、子供や若者、国民の皆様が安心と希望を持てる未来のために、道筋を示すことができたのではないかと思っている」と振り返った。

 これまで行ってきた新閣僚の記者会見は、深夜に及ぶことも多いことから、今回は各省庁の職員の負担を考慮して実施しない。末松新文科相の初登庁は5日になる見通し。

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