児童生徒のコロナ感染が急減 9月、前月の3分の1以下

 今年9月の児童生徒の新型コロナウイルス感染者数は9619人となり、8月(3万1482人)と比べて3分の1以下の水準にまで急減したことが10月13日、文科省の集計で明らかになった。学校が本格的に再開した昨年6月から今年9月末までの間に、幼児・児童生徒の感染者数は7万8627人、教職員は7290人となった。

 9月の幼児・児童生徒の感染者数は▽幼稚園 371人▽小学校 4674人▽中学校 2427人▽高校 2065人▽特別支援学校 82人――で、合計9619人。月別に見ると昨年6月以降、今年8月に次いで2番目に多い水準だが、8月と比べると急激に減少した。

児童生徒の新型コロナウイルス感染状況

 昨年6月からの感染者について感染経路を見ると、小学生で71.2%、中学生で57.7%が「家庭内感染」だった。一方、高校生では「感染経路不明」が39.5%と最も多くなっている。教員は57.6%が「感染経路不明」、ついで「家庭内感染」が25.4%だった。同一の学校で複数の感染者が確認された事例は9123件、うち5人以上確認された事例は3054件に上った。

児童生徒の感染経路

 文科省が9月17日時点で公表した8月の児童生徒感染者数は1万7734人だったが、今回の公表では3万1482人と、大幅に上方修正された。文科省の担当官はその理由について、感染者が多く自治体での取りまとめや文科省への報告に時間を要したこと、夏休み中の感染者の取りまとめが新学期にずれ込んだことなどを挙げている。直近では全国的に感染者数が減少しているが、「引き続き、これまでの感染対策を続けてほしい」と呼び掛けている。

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