髪の色や髪形校則ある 埼玉県立全日制高校の9割以上で

 生徒指導の実態把握を行う目的で、埼玉県教委は10月15日、県立高校などを対象に行った校則の点検・見直しに関する調査結果を公表した。全日制高校で髪の毛の色や髪形について校則で規制しているのは9割以上を占め、3校に2校の割合でいわゆる「地毛証明書」の提出を求めていた。

埼玉県立学校における校則の規定

 調査結果によると、校則で髪の毛の色に関して何らかの規制を行っていると答えたのは▽全日制高校 91.8%▽定時制高校 13.0%▽特別支援学校 61.3%――で、ツーブロックやパーマ、髪飾りなど、髪形を規制していると回答したのは▽全日制高校 94.8%▽定時制 8.7%▽特別支援学校 54.8%――だった。生徒の髪の毛の色に関して、髪の毛を染色していないことなどを申告する「地毛証明書」の提出を求めている学校は、定時制高校と特別支援学校ではなく、全日制高校の65.7%で行われていた。

 また、全日制高校の6.7%、特別支援学校の19.4%で下着の色や柄を規定していた。

 過去1年以内に、全日制高校の49.3%、定時制高校の8.7%、特別支援学校の19.4%で生徒から校則の見直しがあった。具体的な要望の内容を複数回答で尋ねたところ、頭髪規定の見直しが全日制高校で60.6%、定時制高校で50.0%あり、服装規定の見直しが全日制高校の65.2%、定時制高校の50.0%、特別支援学校の16.7%で挙がっていた。

 2018~20年度の3年間で生徒指導に関する校則の見直しを行った学校は、全日制高校で97.0%、定時制高校で56.5%、特別支援学校で77.4%に上り、具体的な内容(複数回答)では二輪車・普通車の免許取得に関するものや服装規定などが多かった。校則の点検・見直しに際し、校内組織のみで行っていると答えたのは、全日制高校の47.8%、定時制高校の56.5%、特別支援学校の64.5%だった。

 同調査は7月21日~8月2日に、全ての県立学校(全日制高校134校、定時制高校23校、通信制高校2校、分校を含む特別支援学校43校、中学校1校)に対して調査用紙を配布して回答を求めた。特別支援学校で校則がない12校については結果から除いている。同県では、同様の調査は2007年度以来14年ぶりで、県教委ではこの結果を踏まえ、各校に対して時代に合った校則の点検や見直しを行うよう通知した。

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