校則をどう見直していったのか 中高生がnoteに情報発信

 中高生が主体的に校則の見直しを行う「ルールメイキングプロジェクト」に取り組んでいる認定NPO法人カタリバでは、新たな企画として同プロジェクトに参加している中高生が、各学校でどのように校則について議論し、変えていったかを記録し、情報発信していくオンラインゼミをスタートさせた。10月20日に行われたゼミでは、個人がさまざまな記事を配信できるSNS「note」のディレクターが講師となり、noteを活用してルールメイキングの記事を発信していく上でのポイントを解説した。

実際にnoteの記事を作成してみせる青柳さん(Zoomで取材)

 秋にスタートしたゼミは全8回を予定。2回目となるこの日は、情報発信先の媒体となる「note」の機能や特徴について、ディレクターの青柳望美さんが説明した後、グループに分かれてこれまで取り組んできた活動を振り返ったり、具体的にどんな相手に届けたいかを考えたりした。

 ある私立学校の生徒は「なぜそのルールがあるかという理由や背景が分かると、自分たちは大切にされているんだなと、学校を好きになる。ルールを変えた私たちが、新しいルールに込めた思いや背景も知ってもらいたい」と語った。

 青柳さんは「感情の伝え方を意識してほしい。例えば、思わず愚痴を言いたくなることもあると思う。そんなときは、自分はどういう状況でどんな気持ちになったかという理由を書くようにすると、愚痴ではなく気持ちの表現になり、私もその気持ちは分かると共感を呼ぶ記事になるかもしれない」とアドバイス。今日得た感想や気付きを全体で共有して終了した。

 各学校では、生徒に校則に関するアンケートを取ったり、新しいルールのトライアル期間を設けたりするなど、ルールの見直しに向けた具体的な動きが出ているという。ある公立中学校の生徒は「ルールメイキングを通して、私の学校では自分の意見をはっきり言うようになった。ツイッターなどで不特定多数の人に対して匿名で発信するよりも、自分の意見として主張していくことの方が伝わることもある」と話す。

 カタリバの担当者は「プロジェクトを通じて、いろいろなドラマが各学校で起こっている。それを振り返って、言語化することで内省化し、新たな学びを発掘するのが狙いだ。プロジェクトでは、葛藤や軋轢(あつれき)も生まれる。それをどう乗り越えたのかなど、共感を呼び、応援したくなるような発信をしてもらえたら」と中高生の行動と表現する力に期待を寄せる。

 このオンラインゼミに合わせ、noteでは「#みらいの校則」というテーマで、学校や校則に関するアイデアやエピソードの投稿を募集。校則を巡る議論の活性化を支援する。

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