デジタル教科書の学習履歴を分析 つくば市で実証研究

 GIGAスクール端末による学習者用デジタル教科書の可能性を探るため、茨城県つくば市教委と教科書出版社の東京書籍、デジタル教科書・教材の配信プラットフォームを運営しているLentrance(レントランス)はこのほど、学習者用デジタル教科書から学習履歴を収集し、指導改善や評価に活用する実証研究をスタートすると発表した。学習者用デジタル教科書や教師の働き掛けが児童生徒の学習活動に与える影響について、定量的な把握を試みる。

 実証研究では、つくば市内の小学校7校、中学校5校を対象に、10月から今年度末までの半年間行う。東北大学大学院情報科学研究科・堀田龍也研究室の監修の下、東京書籍が提供した▽小学校国語▽小学校社会▽小学校保健▽中学校英語▽中学校技術・家庭(技術分野)――の各学習者用デジタル教科書について、Lentranceが開発した学習履歴データの可視化ツール「Lentrance Analytics」を用いて、さまざまな学習傾向を分析したり、学習計画を立案したりする。

Lentrance Analyticsダッシュボードのイメージ(Lentrance提供)

 具体的には、学習者用デジタル教科書の活用が児童生徒の学力や学習に与える影響を、学力調査やアンケート、学習履歴データなどから分析するとともに、授業をデジタル教科書の操作ログや授業映像、児童生徒に対する教師の見取りから、教師の働き掛けが児童生徒の活動に与える影響を調べる。

 また、教科や教科書会社の垣根を超えた学習履歴データの活用を視野に、効果的なデータの収集・分析の手法や技術仕様についても検討する。

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