コロナ禍の昨年度の修学旅行 中学校5割、高校6割が中止

 日本修学旅行協会は11月8日、全国の中学校と高校を対象に昨年度の修学旅行の実施状況を調査した結果の速報版を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中学校の5割、高校の6割が修学旅行を中止したと回答。実施した学校でも班別自主行動の実施率が下がるなど、感染防止対策から、従来行われていた活動も制限を受けていた。

 新型コロナウイルスの影響で昨年度の修学旅行が当初計画から変更や中止があったかを尋ねたところ、中学校では▽変更なく計画通り実施 1.4%▽変更 47.2%▽中止 51.5%――で、関東地方や中国地方の中学校では中止が7割を超えた(=グラフ右参照)。

コロナ禍の影響を受けた昨年度の修学旅行の実施状況

 高校では▽(国内・海外選択制の場合)国内は計画通り実施、海外は中止 0.2%▽(同)国内は変更、海外は中止 2.0%▽変更なく計画通り実施 2.1%▽変更(次年度への延期も含む) 34.3%▽中止 61.4%――で、特に沖縄県内では全ての高校が中止したと回答していた(=グラフ左参照)。

 修学旅行の変更内容について複数回答で尋ねると、中学校では▽出発時期 38.7%▽旅行方面 32.9%▽旅行日数 22.3%▽その他 6.2%。高校では▽旅行方面 35.4%▽出発時期 32.7%▽旅行日数 26.8%▽その他 5.1%――の順となった。

 修学旅行を行った場合で、班別自主行動を実施した割合は、中学校で31.1%(前年度比59.9ポイント減)、高校で50.8%(同34.2ポイント減)となり、実施率は大幅に減少した。

 また、コロナ収束後に海外への教育旅行の再開意向を聞いたところ、中学校は▽再開意向あり 40.4%▽再開意向なし(一時的も含む) 38.3%▽未定 21.3%。高校は▽再開意向あり 62.2%▽再開意向なし(一時的も含む) 14.7%▽未定 23.1%――で、海外に関しては慎重姿勢の学校が一定数あった。

 同調査は、全国の国公私立の中学校1万142校から3056校を、国公私立の高校4874校から3068校をそれぞれ抽出し、今年2~4月にかけてアンケートを依頼。中学校は1064校、高校は1147校が回答を寄せた。

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