第5波の中で学校行きたくない 4割近い子どもが感じる

 新型コロナウイルスの感染が拡大し、一部の自治体で休校などが行われた今年9月に、4割近くの子どもたちが「学校に行きたくない」と感じていた――。そうした傾向が、11月17日に国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」が公表した、「コロナ×こどもアンケート」の第6回調査で指摘された。子どもの新型コロナウイルスのワクチン接種では、学年が上がると希望する割合が増えていった。

 調査では、新型コロナウイルスの第5波を受けて、今年9月に緊急実施し、学校生活や新型コロナウイルスのワクチン接種に関する捉え方について聞いた。

 最近の1週間で、学校に行きたくないことがあったかを尋ねたところ、行きたくないことが「いつも」「たいてい」「ときどき」あると答えた割合は、小学1~3年生で34.3%、小学4~6年生で37.4%、中学生で39.6%、高校生では46.2%に上った(=グラフ①)。その理由を自由記述で聞いたところ、「みつだから、きょうしつが36にんもいる」(小学1年生/女子/東京都)や「1日おきで、大変だったから」(中学2年生/女子/神奈川県)、「部活、行事がない。静かな給食がつらい」(中学2年生/男子/群馬県)など、感染への不安や学校の環境変化を挙げる声がみられた。

グラフ①:最近の1週間で、学校に行きたくないと感じた割合

 コロナ禍でオンライン授業をすることになったらどう思うかでは、「とてもうれしい」「どちらかというとうれしい」の合計は52.9%、「どちらかというとうれしくない」「全くうれしくない」の合計は39.0%で、評価は割れた(=グラフ②)。

グラフ②:オンライン授業を行うことをどう思うか

 また、子どもへのワクチン接種について、実際にワクチン接種を受けたいかを聞いたところ、「とても受けたい」「どちらかというと受けたい」の合計は小学1~3年生で50.1%、小学4~6年生で60.1%、中学生で68.3%、高校生で77.5%と、学年が上がるにつれて、ワクチン接種を希望する割合が増える傾向にあった(=グラフ③)。

グラフ③:ワクチン接種を受けたいと思うか

 同調査は9月13~30日に、小学1年生~高校3年生の子どもと、0歳から高校3年生相当の子どもがいる保護者にインターネットで行った。子どもは1271人、保護者は5807人が回答した。

 国立成育医療研究センターでは、第6回調査で浮かび上がってきた学校やオンライン調査に関する子どもの声をまとめた資料「第6回【コロナ×こどもアンケート】学校とオンライン授業への気持ち」もホームページで公開している。

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