バランスの良い食事を考える アプリを使った食育の授業

 コロナ禍で子どもたちの栄養不足が指摘される中、東京都千代田区立千代田小学校(渡邉光一校長、児童331人)で11月19日、アプリを使って食事における栄養バランスの大切さを知る授業が行われた。児童らは好きな食べ物の絵をアプリで読み込み、一緒にどんな料理を食べればいいかを楽しみながら考えた。

アプリを使って献立を考える児童ら

 授業は大塚製薬と連携して、3年生の「総合的な学習の時間」に行われた。予防医療・栄養コンサルタントの細川モモさんが講師となり、食事は栄養を取るだけでなく、体温を得る目的もあることや、五大栄養素をバランスよく取れる料理の献立などを、クイズを交えながら解説した。

 その後、タブレット端末が配られ、児童らは自分の好きな食べ物を描いた絵を「スケッチクック」というアプリに読み込んでいった。絵が読み込まれると画面上でキャラクター化され、ゲームができるようになっており、子どもたちは選択肢の中から料理をもう一品選んで、一緒に食べるとバランスが良くなる献立を考えた。

 週に1回は家族で手作りのピザをつくって食べているという女子児童は「五大栄養素について初めて知った。ピザを食べるときに、お母さんがいつもサラダを付けている理由が分かった。これからも食事のバランスを崩さないように気を付けたい」と感想を話していた。

 親子向けに健康について考えるプログラムを提供する活動をしている細川さんは「成長期の入口にいる小学3年生だからこそ、自分自身の体のために、一生使える知識として、栄養のことを知っておいてほしい。今では外食でもいろいろな料理を選ぶ場面が増えているので、小さいうちから自分で食べ物を選ぶ力を養ってもらいたい」と強調した。

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