こども庁などの政策 子どもの期待は半々、政治と距離遠く

 国連の世界子どもの日(11月20日)に合わせ、子どもの支援を専門に行うNGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は同日、日本の子どもたちに聞いた、国による子どものための新しい取り組みに関するアンケートの結果を公表した。子どものための新たな省庁や法律を作ることについては、約半数の子どもが期待していた一方で、多くの子どもは政治に対して距離を感じている傾向が浮かび上がった。

 こども庁をはじめ、国が子どものための省庁や法律をつくろうとしていることについてどう思うかは、▽とても期待する 16.8%▽期待する 29.3%▽あまり期待しない 25.7%▽まったく期待しない 6.9%▽分からない 12.9%▽答えたくない 8.4%――で、「とても期待する」「期待する」を合わせると、半数近くの46.1%が好意的に評価していた(=グラフ)。

子どものための新たな省庁・法律への期待

 その理由に関する自由回答では「子どもは後回しにされがちなので、子どもに焦点を当てて省庁・法律をつくることで問題解決が早くなることに期待」という声があった一方で、「法律などを最終的に考え決めるのは大人であり、子どもに寄り添いきれないと思うから」「子どもの声が聴かれず、聴かれても反映されたのか分からないし、子どもは政治に参加できないから」など、大人や政治に対して懐疑的な見方もあった。

 一方で、政治家(議員)に対して、社会や政治について自分の意見を自由に言いやすいと思うかと尋ねたところ、▽とてもそう思う 1.8%▽そう思う 5.4%▽あまりそう思わない 35.9%▽まったくそう思わない 33.5%▽分からない 17.8%▽答えたくない 5.5%――で、「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」を合わせると69.4%と、7割近くの子どもが政治家に対して意見を言いやすいと感じていなかった。

 自分の意見を自由に言いやすいと「まったくそう思わない」「あまり思わない」と答えた子どもに、その理由を複数回答で聞くと、「意見を言う機会がない」(48.5%)が最も高く、次に「言っても何も変わらない」(44.0%)が続いた。

 調査は9月17日~10月17日に、インターネットで実施。おおむね18歳以下の子ども2984人が回答した。

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