特別支援教育の教職課程にコアカリ 発達障害も位置付け

 文科省の「特別支援教育を担う教師の養成の在り方等に関する検討会議」は11月25日、第2回会合をオンラインで開き、新たに、全国全ての大学の特別支援学校教諭の教職課程で、共通して修得すべき資質・能力を示した「教職課程コアカリキュラム」について議論するワーキンググループ(WG)の設置を決めた。WGには障害種ごとにサブWGが設けられ、発達障害についても、コアカリキュラムに位置付けられる。

特別支援学校教諭の教職課程コアカリキュラムについてWGの設置を決めた文科省の検討会議(YouTubeで取材)

 WGでは、教育職員免許法施行規則に定められている特別支援学校教諭の教職課程の各科目に含めることが必要な事項のうち、主に特別支援教育領域に関する科目(第二欄)と、免許状に定められることとなる特別支援教育領域以外の領域に関する科目(第三欄)の到達目標などを専門的に検討。WG内に5人程度の専門家で構成される▽視覚障害▽聴覚障害▽知的障害▽肢体不自由▽病弱・身体虚弱▽発達障害――の各サブWGを設置する。

 この日の会合で文科省が提示した案では、特に発達障害は第三欄に位置付けることとし、コアカリキュラムでは、発達障害領域に関する子どもの心理・生理・病理や、教育課程・指導法について目標を設定すること、自立活動の内容は、具体的な実態を想定した個別の指導計画の作成と、それに基づく指導の在り方を理解する程度とすることが打ち出された。

 この他にも、WGでは重複障害のある子どもに関する教育課程の取り扱いや、知的障害のある子どもに対する特別支援学校の各教科などの位置付けも議論し、この報告を基に、検討会議で今年度中に教職課程コアカリキュラム案を取りまとめる。これを受けて文科省では来年度以降に、教育職員免許法施行規則の改正や教職課程コアカリキュラムの策定を行う方針。

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