子どもの入院で泊まり込み 保護者の9割、体調にも影響

 重い病気で入院している子どもの家族を支援する活動を展開している「キープ・ママ・スマイリング」はこのほど、小児看護学が専門の聖路加国際大学の小林京子教授と共同で行った「入院中の子どもの家族の生活と支援に関する実態調査」の結果を公表した。長期入院・短期入院にかかわらず、9割近くの保護者が泊まり込みでの付き添いを行っており、付き添いを経験した多くの人が、体調不良や睡眠不足などを感じていた。

入院期間別の付き添い経験の割合

 調査結果によると、子どもの入院で泊まり込んで付き添っていた人は、1カ月未満の短期入院で85.0%、1カ月以上の長期入院で86.1%に上り、全体の28.8%の人が、交代者がいなかったと回答した。

 付き添った経験のある人で、付き添い中に体調不良があったと答えた割合は、長期入院では58.4%、短期入院では49.5%を占め、長期入院・短期入院にかかわらず、9割以上の人が睡眠不足や食事バランスの乱れを感じていた。

 回答した人のうち就業していたのは44.6%で、そのうち子どもの入院により、退職や休職、時短勤務、介護・看護休暇の取得、有給休暇の取得などを行っていた割合は70.0%を占め、約半数が経済的な不安を覚えていた。

 この調査は2019年12月23日~20年2月29日、ウェブアンケートフォームを活用して実施。子どもの入院を経験した保護者ら1054人が回答した。そのうち長期入院は201人、短期入院は853人で、病児の年齢では6歳未満の未就学児が69.2%を占めた。

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