コロナ禍のネットと心のケア 都教委とグリーが共同研究

 コロナ禍における子どもの孤立など、ネット利用に関する新たな課題への対策として、東京都教委とSNSなどを展開するIT企業のグリーはこのほど、情報リテラシーと心のケアに関する共同研究プロジェクトを立ち上げたと発表した。GIGAスクール端末を活用した教材開発や、ネット上でのリアルタイムコミュニケーションの実証などを予定している。

 都教委とグリーは10月に「児童・生徒の健全なインターネット及びゲームとの関わり」共同研究プロジェクトとして、2023年度までの協定を締結しており、コロナ禍で友達と話す機会が減少し、不安や悩みを抱えて孤立している子どもが増えていることへの対策として、SNS教育相談など、既存の相談ツールで思いを十分に伝えられない状況を解消する「おしゃべりの場」をネット上で創出する試みに取り組む。

 また、小学生から高校生までを対象にネットとの付き合い方について考える、GIGAスクール端末からアクセス可能なオンライン教材の開発などを行う。

 12月25日にはリアルタイムコミュニケーションの実証事業の一環として、「VチャットTOKYO for Teens」を開催する予定で、プライバシーに配慮するなどの安全な環境下で数十分程度、子どもたちがVチューバーを相手にチャットで交流する。

 都教委の担当者は「生まれたころからインターネットが身近にあり、オンラインでのやりとりが当たり前となっているデジタルネーティブの子どもたちが、より良く成長していけるための取り組みにしたい」と話している。

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