譜面台や楽器、テレビまで 閉校物品をメルカリで販売、全国初

 岩手県山田町はこのほど、閉校した小中学校で使用していた物品を、フリマアプリ「メルカリ」が運営するネットショップ「メルカリShops(ショップス)」で販売する取り組みを始めた。処分費用の削減や循環型社会の実現が狙い。メルカリショップスで自治体が出品するのは、全国初だという。

楽器や譜面台、アイロンなどあらゆるものが出品されている

 同町によると、山田町では2020年3月末の同時期に、小学校5校、中学校1校が閉校。校内備品の処分手段を確保する必要があり、メルカリと連携することになった。メルカリショップスは従来のメルカリのサービスと異なり、値段交渉など煩雑なやりとりがないところも、導入の後押しになったという。

 閉校した6校の備品の中から「再利用できるもの」を条件に収集し、さらに町役場の担当者が選定し、出品している。値付けも担当者がしており、他の出品物の価格を参考にするなど試行錯誤しているという。売上金は、町の財源として活用される。

 現在は旧大沢小学校で使用されていた楽器や譜面台、スピーカー、テレビなど24点を出品。価格帯は1500~2万5000円ほど。このうち、12月15日午後2時時点で14点が売り切れている。楽器などと比べて、テレビやブルーレイプレイヤーなど日常生活で利用するアイテムが比較的売れやすいという。

 開始から数週間だが、担当者は「販売価格を見直したり、テレビで取り上げられたりした効果で、少しずつ売れるようになってきた」と手応えを感じつつある。

 今後は閉校した他の5校の物品も出品予定で、月に2回ほどの更新を目指す。

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