家庭での好きな学習場所 小学生と中学生で対照的

 教科書を発行する光村図書出版は12月20日、小中学生の学習に着目したアンケート調査の結果を公表した。小学生の8割が、家の人がいる居間などで学習をするのが好きと回答し、中学生とは対照的な傾向が示された。2021年に最も頑張った教科では、「算数・数学」が突出して多かった。

子どもの好きな、家庭で学習をする場所

 調査結果によると、学習に関して、友達と協力して考えながら学習するのと、自分一人で考えて学習するのでは、どちらが好きかを尋ねたところ、▽友達と協力して考えながら学習するのが好き 21.6%▽自分一人で考えて学習するのが好き 47.4%▽どちらも好き 22.0%▽どちらも好きではない 9.0%――で、協働で学習するよりも一人で学習を進める方が好きな子どもが多かった。

 家庭学習で、子ども部屋などの個室と家の人がいる場所のどちらで学習するのが好きかを聞いたところ、「家の人がいる場所で学習するのが好き」と回答した割合は67.8%だったのに対し、「子ども部屋などの個室で学習するのが好き」は29.2%、「家庭では学習をしない」は3.0%だった。小学生と中学生で比べると、「家の人がいる場所で学習するのが好き」は小学生が79.4%なのに対し、中学生は44.2%、「子ども部屋などの個室で学習するのが好き」は小学生で18.2%なのに対し、中学生は51.5%で、小学生と中学生で好む学習環境が変化していることが確かめられた。

 また、授業やクラブ活動などで、みんなの前で意見を言ったり発表したりすることは「とても好き」と答えたのは8.8%、「どちらかといえば好き」は35.8%で、肯定的な回答は半数を下回った。教科書を音読することについては、「とても好き」が7.4%、「どちらかといえば好き」が31.6%で、中学生になると小学生よりも肯定的な回答の割合は1割ほど下がった。ノートを取ることや本を使って調べることでは、肯定的な割合と否定的な割合がほぼ半々となった。21年に一番学習を頑張った教科は「算数・数学」が40.2%で、次いで「国語」の14.0%や「英語(外国語)」の11.2%が続いた。

 アンケート調査は21年11月29~30日に、小中学生の子どもがいる保護者に子どもに聞き取ってもらう形で、インターネットで実施。小学生の保護者335人、中学生の保護者165人の回答を分析した。

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