スーパーマンはなに人? 百科事典の魅力を体感する授業

 探究的な学びの入口として、百科事典の使い方や魅力を知ってもらおうと、東京都荒川区立第一日暮里小学校(白井一之校長、児童185人)でこのほど、10年ぶりの全面改訂で11月に第3版が出た、子ども向け百科事典『ポプラディア』(ポプラ社)を使った授業が行われた。子どもたちはワークシートに示されたクイズの答えを探そうと、目を皿のようにして百科事典のページを追い掛けながら、いろいろな情報が詰まった百科事典で調べる楽しさを体感していた。

クイズの答えを探してポプラディアをめくる児童

 授業は4年生の国語の時間に行われ、ポプラ社の社員が講師を務めた。子どもたちに最初に提示されたのは「河童」。この言葉の意味を調べようと思ったときに、国語辞典で引く場合と百科事典で引く場合で、どんな違いがあるかを見比べながら、物事の解説が充実している百科事典の特徴を理解した。 その後、子どもたちは1巻ずつポプラディアを手に取り、配布されたワークシートに書かれているクイズの答えを調べ、その情報が何ページに載っているかを記入。「スーパーマンはなに人?」(答え:宇宙人)など、実際に調べたクイズを出し合った。

 また、索引などを活用して、調べたい言葉を上手に百科事典から探す方法を学んだほか、ポプラディアの世界各国を紹介した項目にあるQRコードを1人1台端末で読み取り、国歌を聞き比べるなどした。

 授業後、児童らは「言葉を調べるとき、便利なのはスマートフォンだけれど、深く調べるには百科事典の方がいい」「調べたい言葉が載っているページを開くと、周りにもいろいろな言葉があって知識が広がる」などと感想を述べ、百科事典の特徴をつかんでいる様子だった。

 同校は、デジタル教科書の活用や読書活動に力を入れている。白井校長は「デジタルと紙の使い分けを意識させている。ネット検索だけでは、目的のものが見つからなかったり、余計な情報が入ってきたりすることがある。そんなときに紙の百科事典に戻ってくると、端的に情報が分かることに気付く」と話す。

あなたへのお薦め

 
特集