学童保育の数が過去最高に 待機児童は前年比2579人減少

 2021年5月1日時点での学童保育(放課後児童クラブ)の数や登録児童数が、過去最高となったことがこのほど、市町村に対して行った厚労省の取りまとめで明らかになった。学童保育の利用を希望していても利用できない待機児童数は、小学生全体で1万3416人となり、前年と比べて2579人減少した。

学童保育の数と登録児童数、待機児童数の推移

 それによると、学童保育の登録児童数は134万8275人で、前年と比べて3万7267人増加。学童保育の数も2万6925カ所と、前年比で300カ所増えた。登録児童数、学童保育数はともに1998年の調査開始以来、最高だった。

 学童保育の設置・運営主体別では、公立公営が7663カ所(28.5%)、公立民営が1万3183カ所(49.0%)、民立民営が6079カ所(22.6%)と、公立民営型が約半数に上った。設置場所で見ると▽学校の余裕教室 7646カ所(28.4%)▽学校敷地内 6745カ所(25.1%)▽児童館 2434カ所(9.0%)▽公的施設等 3596カ所(13.4%)▽その他 6504カ所(24.2%)。

 また、平日に午後6時半を超えて開所している学童保育は1万6058カ所で、前年よりも672カ所増え、全体の約6割を占めるようになったほか、放課後や週末に小学校の余裕教室を活用して体験活動などのプログラムを提供する、放課後子供教室と一体となった形態は5885カ所で、前年よりも328カ所増えた。

 待機児童数を小学校の学年別に見ると▽1年生 2009人(前年比27人増)▽2年生 1982人(同78人増)▽3年生 3364人(同284人減)▽4年生 3786人(同846人減)▽5年生 1613人(同1101人減)▽6年生 662人(同453人減)――で、都道府県別では、待機児童の多い東京都(3361人)、埼玉県(1230人)、千葉県(940人)で全体の約4割を占めている。

 政府が18年に策定した「新・放課後子ども総合プラン」では、学童保育を21年度末までに約25万人分整備し、待機児童を解消。さらに19~23年度までの5年間で約30万人分の受け皿の整備を進めるとしている。

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