オミクロン株「従来通りの対策徹底を」 文科省通知

 文科省は1月7日、感染が広がっている新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」について、変異株であっても従来と同様に3密(密閉・密集・密接)の回避、会話時のマスクの着用、手洗いなどの徹底が推奨されていることを踏まえ、文科省の衛生管理マニュアルに基づいた従来通りの対策を講じるよう、都道府県・政令市教委などに通知した。

オミクロン株の感染対策について話す末松文科相

 通知では、現時点で厚労省から示されているオミクロン株に対する見解として▽感染性(従来株比)について、高い可能性がある▽重篤度(従来株比)について、十分な疫学情報がなく不明である▽再感染やワクチン効果(従来株比)について、再感染リスク増加の可能性があり、また、ワクチンの効果を弱める可能性がある――といった特徴を挙げた。

 その上で、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」(2021年12月10日改訂)に基づいた対策を続けること、特に冬季は換気の徹底について留意することを求めた。

 また、文科省が各学校に配布した抗原簡易キットを必要に応じて活用するよう求めたほか、学校の感染対策で必要となる経費については、国の補助金による支援を積極的に活用するよう呼び掛けた。

 文科省の衛生管理マニュアルでは、冬季の感染対策の留意点として「冷気が入りこむため窓を開けづらい時期だが、空気が乾燥し飛沫(ひまつ)
が飛びやすくなることや、季節性インフルエンザが流行する時期でもあり、徹底して換気に取り組むことが必要」としており、可能な限り常時換気に努め、難しい場合には30分に1回以上、少なくとも休み時間ごとに、窓を全開にすることを求めている。

 同時に、室温低下による健康被害が生じないよう、「児童生徒に暖かい服装を心掛けるよう指導し、学校内での保温・防寒目的の衣服の着用について柔軟に対応する」こととしているほか、北海道の学校向けに寒冷地の気候を踏まえた換気の方法を示すなど、地域の気候条件に応じた対応を呼び掛けている。

 7日の閣議後会見で末松信介文科相は「現在、各地域でオミクロン株の市中感染が確認されるとともに、感染者数が大きく増加しており、大変心配している。オミクロン株は感染性の高さが懸念されるが、基本的な感染予防策は従来と同様。3密の回避と、特に会話時のマスクの着用、手洗いの徹底を推奨する」と述べた。

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