全国初、県立高に「宇宙探究コース」新設 和歌山県教委

 和歌山県は1月17日までに、普通科高校である県立串本古座高校に、宇宙専門のコース「宇宙探究コース」を新設すると発表した。宇宙に関心を持つ生徒を県内外から呼び込み、2024年度の開設を目指す。同県によると、公立高での宇宙専門コースの設置は全国初。同校のある串本町では、宇宙関連企業「スペースワン」がロケット発射場を建設して小型ロケットの打ち上げを目指しており、宇宙分野と親和性が高いという。

 県教委によると、新設する宇宙探究コースではスペースワンなどの関係者や有識者と連携しながら、専門的な内容を学べるカリキュラムを検討する。来年度からは、総合的な探究の時間に宇宙関連学習を取り入れるほか、宇宙関連イベントに参加するなど、生徒が宇宙分野に触れる機会を段階的に増やしていく方針。

 また新たに、宇宙教育に関して専門的な知見を持つ教員を採用する予定。大学の宇宙分野の専門家や宇宙関連企業の技術者なども招き、生徒が工学系や理学系の大学に進学することも見据えた学習内容の充実を目指す。

 同校はこれまでも「地域まるごとキャンパス構想」を掲げ、地元のダイビング事業組合と連携した海洋実習や、特産品を使った商品開発など、積極的に地域と学校が協働した学習を展開してきた。

 県教委の担当者は「宇宙やロケットも地元の教育資源と捉え、地域や企業と連携しつつ特色のある学びを実現させたい」と話す。

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