教職員、週1回PCR検査実施 大阪府八尾市の小中学校など

 児童生徒への新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、大阪府八尾市教委は1月24日から、市内の小中学校や認定こども園などの教職員を対象に、週1回の頻度でPCR検査を実施することを決めた。オミクロン株が全国で猛威を振るう中、同市でも児童生徒や教職員が陽性となり、学級閉鎖などが急増。教職員が定期的にPCR検査することで、なるべく校内にウイルスを持ち込まないようにする狙いだ。一方で教職員の感染や濃厚接触が増えた場合の学校運営など、課題も残るという。

 同市によると、週1度のPCR検査は24日以降、準備が整った学校から随時実施する。教職員は学校や自宅などで検体を採取し、学校単位で業者が回収して運用する形を想定する。陽性者が出た場合は、濃厚接触の特定などを速やかに実施し対応にあたる。

 同市では、教職員から複数の感染者や濃厚接触者が出て学校運営が立ち行かなくなった場合、市教委から応援を派遣する方針。実際に昨年の夏休み明け、ある学校で教員の感染者が複数人発生したため、現場に人員を派遣するケースがあったという。

 ただ市教委の担当者は「1~2校であれば市教委から応援を送れるが、それ以上の校数になると対応するのが難しいだろう」と懸念を話す。

 学校現場では、職員室の座席間のパネル設置など感染対策を徹底しながら、教職員間の感染や濃厚接触を防ぐよう努めている。

 担当者は「オミクロン株がまん延する中で、これまで以上に教職員から不安の声が上がっている。今回は、無症状でも感染しているケースが報告されている。無症状で勤務し、校内で感染を広げることがあってはならない。教職員が少しでも安心して教壇に立てるようになってほしい」と話す。

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