特別支援教育を担う教師の育成 検討会議が論点整理案

 文科省の「特別支援教育を担う教師の養成の在り方等に関する検討会議」は1月24日、第4回会合をオンラインで開き、論点整理の骨子案について議論した。今後「特別支援学校の教師」「特別支援学級・通級による指導を担当する教師」「全ての教師」のそれぞれの区分で、現状の養成・採用・研修の課題に対応する具体的な方向性を示す方針。

オンラインで行われた第4回会合(YouTubeで取材)

 会合では文科省の担当者が、主な検討課題として①特別支援教育を担う教師の養成・採用の在り方、現職教員の強みを伸ばす育成・キャリアパス・管理職養成、そのための研修などの在り方(特別支援学校の教師、特別支援学級・通級による指導を担当する教師、全ての教師)②特別支援学校教諭の教職課程コアカリキュラム作成――の2点を提示した。

 ①については大学での教員養成や人事交流の在り方、キャリアアップを支える仕組みなどを想定。今回の会合では、委員から「大学の中だけでの資質向上には限界があり、特別な配慮を必要とする子供への対応は、学校現場で実際の様子を見て学ぶ部分が大きい」「さまざまな障害種をまんべんなく経験するほか、一つの障害種で専門性を高めていくという人事配置もよいのではないか」など、さまざまな意見が寄せられた。

 また全ての教師に対して、学校全体で特別支援教育を支えるための体制作り、特別支援教育に関する知見・経験の共有、特別支援教育に対する学びの機会の提供などの提言を検討する。委員からは、「大学独自の認定プログラムを活用してはどうか」「人材育成指標の中に位置付け、研修ができているかどうかを(教員免許更新制に代わる)研修履歴の管理でチェックできる仕組みが必要」などの意見があった。

 ②のコアカリキュラムに関しては昨年12月、同検討会議の下にワーキンググループを設置して議論を進めており、今年2月の次回会合で素案の報告を受ける予定。検討会議は今年3月をめどに報告を取りまとめる。

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