【共通テスト】不正行為の未然防止 大学入試センターが要請

 大学入学共通テスト本試験の「地理歴史、公民」の試験時間中に電子機器類を使用した不正行為が行われた可能性があるとして、大学入試センターは1月26日、今月29日・30日に控える追試験でも、不正行為の未然防止に努めるよう、試験会場となる各大学に依頼した。

 今回は、今月15日の共通テスト本試験初日に行われた「世界史B」の科目で不正行為が行われた可能性が浮上している。大学入試センターは「現在、事実関係を確認中」としており、警察による捜査が進められている。

 大学入試センターは従前から、試験会場となる各大学に対して「監督者は、試験室内の巡視を十分に行うなどの方法により、不正行為の未然防止に留意するとともに、必要に応じて適宜注意を与えるなど試験の厳正な実施に最大限努めること」をマニュアルで示していた。

 今回の不正行為の可能性を受け大学入試センターは、今週末に予定されている追試験・再試験においても、改めて不正行為の未然防止を徹底するよう求めた。今回の共通テストでは他にも、三重県でスマートフォンの使用による不正行為1件が発覚し、全教科の成績が無効とされた。

 また文科省も同日、各大学の個別試験でも改めて試験監督者などへの注意喚起を行い、不正行為の未然防止に努めるよう、各大学の入試担当部署に依頼した。「2022年度大学入学者選抜実施要項」では、「受験者の座席の配置など試験室の設定の際の配慮、不正行為の内容及び罰則の周知、受験者の所持品の確認、試験室内の巡視を十分に行うことなどに努める」とされている。

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