第二次大戦資料を学校に貸し出し オンラインで平和学習

 第二次世界大戦の日本の兵士や海外からの引揚者について学べる平和祈念展示資料館(東京都新宿区)は2月1日から、学校に実物資料のレプリカを貸し出すとともに、資料館のスタッフによるオンライン授業を提供する「オンライン平和学習支援プログラム」を本格実施する。資料館では、このプログラムをGIGAスクール時代における「平和学習」の新しい学び方と位置付け、認知拡大につなげたいとしている。

貸し出しが行われる実物資料のレプリカ(平和祈念展示資料館提供)

 プログラムは資料館の常設展示に合わせて、①第二次世界大戦で家族を残して戦地に向かった「兵士」②大戦終了後にシベリアやモンゴルで過酷な強制労働に従事させられた「戦後強制抑留者」③敗戦によって外地での生活を失い、命の危険が迫る中を日本に戻ってきた「海外からの引揚者」――の中から選択。

 ①では赤紙や千人針、軍装品など、②では飯ごうや手作りの食器類、抑留者のコートなど、③では引揚証明書や中身入りのリュックサック、おむつで作ったワンピースなどが貸し出される。

 授業は主に小学5年生以上から大学生までを対象とし、火曜日~金曜日の午前10時~午後5時の時間帯で、Zoomで資料館のスタッフと教室を結んで、40~50分の講義を行う。公式ホームページから申込書をダウンロードし、授業実施希望日の1カ月前までにファックスかEメールで申し込む。資料の貸し出しとオンライン授業の受講は無料だが、資料の貸し出しに伴う往復の送料は学校負担となる。

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