23年度教員採用試験を2回実施へ 佐賀県が小学校教諭で

 佐賀県教委は2月14日までに、今年行う2023年度の教員採用試験の変更点を公表し、小学校教諭については、秋以降に2回目の試験を実施すると発表した。受験チャンスを増やすことで、教員の人材確保につなげる狙いがある。教員採用試験を2回実施するケースは全国でも初めてとみられる。

 県教委によると、小学校教諭の枠で行われる2回目の試験は、1回目の試験の二次試験合格発表を終えた9月下旬ごろから募集を始め、11月中旬に試験を実施する。試験日程の関係で1回目の試験日程では他の自治体を受けていた人が、もう一度受験できるようにする。

 文科省が1月31日に公表した21年度の公立学校教員採用試験の実施状況によると、佐賀県の小学校教諭では280人が受験し、197人が合格。採用倍率は1.4倍で、全国でも最低だった。県教委の担当者は「他の自治体では試験日程を早めるところもあるが、それでは併願している場合に辞退されてしまうリスクもあり、受験者数が減少している中で何か打てる手はないかとゼロベースで考えた。試験機会を増やすことで、これまでリーチできていなかった受験者層に注目してもらい、1人でも2人でも優秀な人を確保していきたい」と話す。

 また、23年度の同県の教員採用試験はこの他に、他地域で勤務している現職の小学校教諭で、佐賀県への移住を考えている場合に面接のみの選考を行う「さがUJIターン現職特別選考」や、採用から8年間は唐津市の離島勤務を前提とする「さが離島特別選考」、九州・沖縄・中国地方にある県教委が指定した大学・大学院の中から推薦を受けた受験者の一次試験を免除する「大学・大学院推薦制度」も新設する。

 試験内容の詳細については、4月に公表予定の教員採用試験の実施要項で示される。

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