大学に飛び入学後に退学でも高卒扱い 文科省が認定制度

 文科省は4月から、大学に飛び入学した人が在学中に退学した場合でも、高校卒業扱いにできる「高等学校卒業程度認定審査(仮称)制度」を創設することを、このほど決めた。現在、同制度の規則案についてパブリックコメントを実施中で、3月16日まで意見を募集する。

創設される「高等学校卒業程度認定審査(仮称)制度」のイメージ

 現行制度では、大学に飛び入学した場合、高校を中途退学した扱いとなるため、大学入学後に進路変更で退学をすると、高卒扱いにもならず、就職や資格試験の受検などで支障が生じていた。

 そこで同省は、グローバル化で大学への飛び入学制度の活用を促進する狙いからも、認定審査の制度を創設し、学校教育法施行規則を改正した上で合格者に高校卒業と同等の法的地位を与えることにした。

 同制度では、該当する学生の申請に応じて①高校で50単位以上を修得②大学で16単位以上を修得③修得した単位の分野が著しく偏っていない――などを条件に、高校や大学関係者で構成される審査委員会の意見を踏まえ、高等学校卒業程度認定審査合格者として、合格証書を授与することが予定されている。

 文科省の担当者は「高校卒業資格が得られないので飛び入学をためらうなどのネックがこれによって解消され、飛び入学を考える高校生が増えることにつながれば」と話している。

 同制度の詳細はe-GOVのウェブサイトで確認できる。

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