文科相、水際対策緩和を評価 「留学生の入国を実現する第一歩」

 岸田文雄首相が新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染を防ぐ水際対策を3月から緩和する方針を示したことを受け、末松信介文科相は2月18日の閣議後会見で、「外国人留学生については、入国を実現する上での第一歩となると考えている」と前向きに評価したものの、「待機されている全ての留学生が入国するには、今しばらく時間がかかる」との認識を示した。

閣議後会見する末松文科相

 岸田首相が示した新たな水際対策は、3月1日から1日当たりの日本人・外国人合わせた入国者数の上限を、現行の3500人程度から5000人程度に引き上げるもの。新規の留学生も含まれることになった。入国後の待機期間についても、1週間から条件付きで短縮される。

 昨年11月30日以降、外国人の新規入国が停止され、来日を予定していた約15万人の留学生にも影響がでていた。末松文科相は今回の措置について、「これは感染状況を落ち着かせ、段階的に国際的な人の往来を再開していくためのプロセスでもあり、ご理解とご協力をお願いしたい」と関係者にさらなる協力を求めた。

 ただし、緩和される5000人のうちにどれぐらいの留学生が含まれるかについては、未確定という。末松文科相は「円滑かつ継続的に入国できるようにしていく必要があると、強い認識を持っている。そのためには新たな水際措置を大学に丁寧に周知し、対応を促していく」とした。

 さらに「安心して留学生を受け入れる環境の整備に取り組むにあたり、残された課題は少なくない。文科省としては、それらを1つずつ解決しながら、入国を希望する留学生が最後の1人まで入国できるように着実に取り組んでいきたい」と留学生をバックアップしていく決意を示した。

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