幼少架け橋特別委で審議経過骨子案を検討 課題など整理

 中教審の「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会」の第6回会合が2月24日、オンラインで開催された。これまで5回の審議経過をまとめた骨子案について討議。次回3月開催予定の同委で、今回の意見内容を加えて修正した審議経過報告案を審議する見込み。

 同委では、中教審の初等中等教育分科会からの審議要請を受け、5歳から小学1年生にかけた幼児教育と小学校教育との円滑な継続を目指して、全ての子供に学びや生活の基盤を保障するための方策や、各地域において着実に推進するための体制整備などを中心に検討を重ねている。

オンラインで開催された架け橋特別委

 これまでの議論を踏まえてこの日、一定の議論のまとめとなる審議経過骨子案が示され、討議の背景や課題、目指す方向性などを整理した。

 背景としては、子供の学びや生活の充実に関するこれまでの取り組みの主な経緯が記された上、幼児教育・保育の現状の把握、コロナ禍の状況、特別な配慮を必要とする子供への対応のほか、持続可能な社会の創り手の育成にも言及。

 課題としては、 幼児教育の質に関する認識の共有の有無や、0~18歳まで見通した学びの連続性に配慮しつつ幼保小の接続期の教育の質を確保するための手だての不足、格差なく学びや生活の基盤を育むことの重要性と多様性への配慮、教育の質を保障するために必要な体制、教育の機会が十分に確保されていない家庭や子供への支援などが挙げられた。

 また目指す方向性としては、「社会に開かれたカリキュラム」の実現に向けた教育の質に関する認識の共有や、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」と各園・学校や地域の創意工夫を生かした幼保小の架け橋プログラムの実施、全ての子供のウェルビーイングを高めるカリキュラムの実現、幼児教育推進体制などの全国展開による教育の質の保証と専門性の向上、地域における園・小学校の役割の認識と関係機関との連携・協働などが盛り込まれた。

 この日は各出席委員から骨子案に対する追加の意見や修正などが多数寄せられたため、事務局側で骨子案に修正、追加するなどして反映させる。架け橋期を中心にした質の保証の仕組みについては、同委内の検討チームでさらに検討が加えられた後に審議される。

 架け橋期のカリキュラム策定にむけたモデル事業については、新年度に始められる予定となっている。

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