コロナ理由に大学・高専中退1937人 学生の修学状況調査

 文科省は3月1日、大学や高等専門学校、専門学校に通う学生らの修学状況(中退・休学)に関する調査結果を公表した。新型コロナウイルスの影響を中退の理由とする大学・高専生が前年同期比でわずかに増加し計1937人おり、休学者も計5855人に上った。

 調査対象は全国の国公私立大学(短期大学含む)と高等専門学校(回答率96.2%)、国公私立専門学校(回答率76.1%)で、2021年4~12月の中退者数と同12月末時点の休学者数を集計した。

 大学と高等専門学校では全学生数に占める中退者数は2万9733人に上り、20年同期に比べて0.02ポイント増の0.99%となった。中退の主な理由は学生生活不適応・修学意欲低下(19.8%)、経済的困窮(15.9%)の順だった。コロナを理由とした中退者数も1937人で、前年同期比0.01ポイント増の0.06%いて、実人数では約1.4倍となっている。コロナを中退理由とする学生のうち学生生活不適応・修学意欲低下を挙げたのが30.3%おり、前年同期より約10ポイント増加した。

 休学者数は6万4783人で、前年同期比0.06ポイント減の2.17%を占めた。主な理由は経済的困窮(13.5%)、心神耗弱・疾患(11.0%)。コロナを理由とした休学者数は5855人で、前年同期比0.05ポイント増の0.2%、実人数では約1.3倍となった。コロナを理由とする学生のうち経済的困窮を挙げたのは前年と同じ15%を占めた。

 専門学校については全学生数に占める中退者数の割合は、21年度は20年度に比べて0.29ポイント増加して3.11%いるものの、コロナを理由とした割合は0.06ポイント減の0.19%で、実人数では約0.8倍となっている。休学者数の割合も0.01ポイント増の1.29%、コロナを理由とする割合は0.1ポイント減の0.12%で、実人数では0.5倍だった。

 文科省では、引き続き状況を注視するとともに、大学や都道府県などと連携して学生らへのきめ細かな支援を継続して実施する方針。

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