全中に地域のスポーツ団体も出場可へ 中体連が参加資格を緩和

 日本中学校体育連盟(中体連)は3月9日、2023年度から全国中学校体育大会(全中)に学校単位だけでなく、地域のスポーツ団体などが出場できるよう、大会参加資格を緩和する方針を各都道府県に通知した。スポーツ庁の運動部活動の地域移行に関する検討会議で、中体連や各競技団体に対して大会参加資格の緩和を求めていた背景がある。

 スポーツ庁の運動部活動の地域移行に関する検討会議では、大会の在り方などについても議論されてきた。従来の主に中体連が主催する大会では、学校単位の参加を原則としており、地域団体の参加は認められていない。そうした団体に所属する生徒にも、日ごろの練習の成果を発表できる場が望まれると指摘されていた。

 中体連には、学校から地域移行したスポーツ団体などに所属する生徒の大会参加資格を緩和すること、また、地域のスポーツ団体などの中学生が参加できない大会に対する補助や支援を見直すことが強く求められていた。

 こうした要請を受け、3月4日に開かれた中体連の理事会では、協議の上、全国中学校体育大会への参加の特例として、地域のスポーツ団体などに所属する生徒の参加を承認することを決定した。

 中体連の担当者は「大会参加資格を緩和する上で、地区予選の段階からしっかりと公平性が保てるような条件にしていかなければいけない。これから都道府県から意見を吸い上げていく」と話し、具体的な要件などは6月中に提示するとした。さらに、「少子化の影響を受けて学校の小規模化も進み、団体競技を中心に十分な人数が集まらないケースも増えていることもある。また、中体連としても教員の働き方改革には協力していくべきだと考えている」と述べた。

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