「感染不安で登校できない」児童生徒が高止まり 神戸市

 新型コロナウイルス対策として適用中の「まん延防止等重点措置」が3月16日、全面解除される見通しとなったが、神戸市では感染不安を理由に登校・登園できない子どもの数が今なお1000人以上と、高止まり状態にあることが分かった。3月7日時点で、同市立の幼稚園、小中学校、高校などで休んでいるのは1378人で、全体の約1%を占めている。同市教育委員会では引き続き、授業のライブ配信やオンライン学習などを通じて支援していくことにしている。

 同市教委では、コロナ感染拡大が第6波を迎えた今年1月、市立の幼稚園から高校・高専までを対象に、感染不安で登校・登園できない人数を調べた。その結果、1月31日時点の総数は2790人だった。内訳は▽幼稚園49人▽小学校1617人▽中学校980人▽特別支援学校23人▽高校・高専121人――で、全体の2.4%だった。

 この数字は第6波の感染者数の拡大とともに増加し、2月7日時点ではピークの4585人(全体の約4%)にまで急上昇。その後は減少に転じたものの、依然として1000人を超す高止まりが続いている。今月7日時点の内訳は、▽幼稚園8人▽小学校829人▽中学校491人▽特別支援学校49人▽高校・高専1人――になっている。

 同市教委の担当者は「家族に高齢者がいたり、本人が基礎疾患を抱えていたりする子どもたちが、学級・学校閉鎖の動きに影響されて不安を抱えているようだ。理由がはっきりしている場合は、出席停止など欠席とならない特例が認められているため、自宅学習に切り替える傾向が続いている」と話す。

 同市教委では、デジタル端末を利用したオンライン学習で支援しているほか、スクールカウンセラーへの相談などを勧めている。また児童生徒向けに、悩みやストレスの打ち明け方や、自分自身をリラックスさせる方法を紹介する動画を同市教委のHPで公開するなど、心のケアに努めている。

 大阪市でも第6波の期間中、感染不安から登校できなくなった小中学校の児童生徒について1月に調査を実施した。それによると1月21日時点では、3383人(小学校2679人、中学校704人)で全体の2.5%を占めた。

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