中学校長が教材開発 ローソンの商品で仮想ショッピングサイト

 今年度から始まった中学校新学習指導要領の技術・家庭科の技術分野で、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」が新たに加わった。生徒によりリアルな題材で学んでもらいたいと、岩手県一関市立花泉中学校の奥田昌夫校長はこのほど、ウェブブラウザ上で取り組める教材「コンビニ特設サイトを作ろう」を開発した。ローソンが協力し、実際に販売されている商品の仮想ショッピングサイトを構築できる。

ローソンの協力で実現した「コンビニ特設サイトを作ろう」

 奥田校長は以前から「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」のために、仮想のショッピングサイトを作る教材を制作していたが、実際に授業をしてみると、架空の商品ということもあり、生徒の実感が湧かないといった課題があったという。

 そこで、生徒が普段利用している実際のコンビニならば、生徒もリアリティーを持って工夫をし始めるのではないかと考え、今年に入ってローソンと交渉したところ、3~7月までの期間限定で、同社が実際に取り扱っているデザートやアイス、プライベートブランドの飲料などの商品データの利用が許可された。

 同教材では、GIGAスクール構想の実現で学校現場ではさまざまなウェブブラウザが活用されていることから、これに対応するためにChromeやEdge、Safariといった主要なウェブブラウザで作動するようにした。仮想サイトなので実際の売買はできないが、生徒同士で作成したサイトから買い物ごっこをしたり、売上ランキングを表示したりすることもできる。

 奥田校長は「ローソンに『異業種コラボ』を強調して提案したら、興味を持ってくれた。プログラムは日本語で論理的に組めるので、全国のいろいろな学校で活用してもらえたら」と期待を寄せる。

 「コンビニ特設サイトを作ろう」の内容はこちらで確認できる。

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